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人工知能(AI)は、私たちが生活を営み、より良い社会を目指す上で欠かせない存在となっています。札幌市立大学AITセンター –SCU AIT Center- では、AIやIT(情報技術)を活用し、地域の課題解決や行政の効率化を目指します。
〒060-0061
札幌市中央区南1条西6丁目20番1 ジョブキタビル9階
TEL: 011-522-6186
FAX: 011-522-6187
札幌市営地下鉄 大通駅 1番出入口 徒歩5分
AITセンター センター長 高橋 尚人
人工知能(AI)は、私たちが生活を営み、より良い社会を目指す上で欠かせない存在となっています。AIやIT(情報技術)を活用し、地域の課題解決や行政の効率化を目指します。
プロフィールはこちら多彩な研究の中から、3つのプロジェクトをご紹介します
「チ・カ・ホ」での避難行動
シミュレーション
避難実験の実施が難しい「チ・カ・ホ」(札幌駅前通地下歩行空間)を対象に災害等発生時の避難行動シミュレーションを実施し、出入口ごとの避難人数と避難所要時間を求めました。特定の出入口が使用できない場合には、その付近の出入口に人が集中して避難に要する時間が大幅に長くなることが判明し、空いている出入口の情報提供など支援策の必要性を示しました。
スマートフォン位置情報ビッグデータを用いた⼈流分析
新型コロナウイルス感染拡大に伴う人流の変化を把握するため、スマートフォンの位置情報ビッグデータを用い、札幌市中心部の人流の分析結果を毎月公表しています(連休時には観光地10地点の人流の変化も分析)。人流データは、新型コロナウイルス感染拡大の防止対策の影響や、観光支援策などの効果を考察・評価する基礎的なデータとして活用可能です。
除排雪作業の最適化
シミュレーション
札幌市からの委託を受け、排雪作業の最適化シミュレーションを実施しました。運搬排雪をするダンプトラックの総走行距離が最も短くなるように、排雪作業現場と排雪を受け入れる雪堆積場の組み合わせを決定しました。2018年度の生活道路の除排雪を対象としたシミュレーションの結果、ダンプトラックの総走行距離は15〜20%程度短縮可能と見込まれます。