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研究倫理・不正防止

ethics

本学では、研究者の倫理的行動・態度について研究倫理規程等を設けて倫理審査体制を整えています。

本学では、学術研究の信頼性と公正性を確保することを目的とし、研究を遂行する上で求められる研究者の倫理的行動・態度について、以下のとおり研究倫理規程等を設けるとともに、倫理審査体制を整えております。
また、公的研究費の運営・管理に係る責任と権限の体系および対応窓口等についても、整備しております。

研究倫理について

公立大学法人札幌市立大学研究倫理規程 前文

大学の重要な役割は、世界人類の選択すべき未来に作用する世界的共通認識を構築することと同時に、地域社会においても都市や市民社会の未来を創造するさまざまな基盤形成に貢献することである。社会が今、大学に期待しているのは、諸学問領域からの散発的な成果ではなく、学問領域を超えて人類共通の諸問題と対峙し、過去の歴史を参照しながら「人間」を機軸にして知識それ自体を再編することである。

さらに、大学の未来は、まず市民と共にあり、市民の健康と安全を保全する都市の将来像と緊密に重なり合う。時代の変化に対処する弾力的な実行計画は、固定化した研究・教育モデルの確立を目的化するのではなく、常に創造性という柔軟なモジュールを大学に組み込むことによって実現される。

「創造性」と「倫理」とは、相反するものでなく、相互の意図をともに意識する人材を連携し、組織化するための言葉であり、場である。すなわち、個人的な知識の発露を前提とした従前の学術研究の枠組みを超え、専門化した領域を超えて広く意見を交換し、次世紀の大学をリードするための研究倫理を形成することが必要である。

21世紀に誕生した新たな公立大学の使命とは何か、その答えを自ら「創造」することが、札幌市立大学の使命であるとも言える。我々は、自由な創造的研究と共に、それに伴う倫理的責任の規範を強く自覚するため、ここに札幌市立大学研究倫理規程を制定する。

関係規程等

  1. 研究倫理規程 全文(145KB)
  2. 論文等における研究データ等の保存に関する細則(149KB)
  3. 研究倫理審査要領(205KB)
  4. 事前届出制度(102KB)
  5. 研究倫理審査申請書(402KB)
  6. 生命科学・医学系研究倫理自己チェックフロー(245KB)
  7. 研究倫理審査審査フロー(682KB)

研究情報の公開(オプトアウト)

本学で実施する研究情報を公開しています。

人を対象とする研究を行う際には、原則として対象となる方から直接同意を頂くことが必要となりますが、既に得られている情報等を使用する研究については、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に準じて、対象となる方から直接同意を頂く代わりに、研究に用いられる調査情報等の利用目的を含む研究内容を公開し、研究が実施されることについて対象者(代諾者を含む)が拒否できる機会を保障することが必要とされています。これを「オプトアウト」といいます。

オプトアウトでは、一人ずつ文書で説明し同意を得る代わりに、研究の概要を通知又は公開し、研究が実施又は継続されることについて、対象者が拒否できる機会を保障する方法のことを言います。

現在、本学で実施されているオプトアウトの方法を用いる研究は以下の通りとなっています。研究のために自分の情報を使用されることを望まれない方は、公開文書に記載の各研究代表者までお知らせください。

研究課題名 公開文書
地域運営型フリースクール「うめむすび」設立支援と学生にとっての教育的意義 (246KB)

なお、個人が特定されない情報(無記名の情報)については、研究概要の公開のみを行います。

研究課題名 公開文書
現在、実施されている研究はありません

公的研究費の管理等について

公的研究費の運営・管理に係る責任と権限の体系および対応窓口について

「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」(平成26年2月18日改正 文部科学大臣決定)に基づく、公的研究費の運営・管理に係る責任と権限の体系および対応窓口については、以下のとおりです。

名称 職名 責任と権限
最高管理責任者 理事長 大学全体を統括し公的研究費の運営・管理について、最終責任を負う
統括管理責任者 事務局長 最高管理責任者を補佐し、公的研究費の運営・管理について大学全体を統括する実質的な責任と権限を持つ
コンプライアンス推進責任者 デザイン学部長/ 看護学部長/事務局長 各学部における公的研究費の運営・管理について実質的な権限を持ち、公的研究費について、部局の構成員を管理監督する責任を負う
防止計画推進担当者 地域連携課長 機関全体の不正要因の整理、評価および不正防止計画を推進する
内部監査 担当者 経営企画課長 公的研究費の適正な管理のために財務等に係る監査、体制の検証を実施する
通報窓口 事務局次長/ 札幌市まちづくり政策局政策企画部企画課 公的研究費の不正使用に関する 通報、告発等に対応し、通報等の受付に当たるとともに、通報等の具体的事項を、統括管理責任者を通じて最高管理責任者に報告し、指示を受ける
相談窓口 地域連携課 事務処理手続き及び公的研究費の使用に関する相談を受け付ける

※公益通報者保護法等に基づき、通報者が不利益な取り扱いを受けないよう保護を図ります。

通報について

本学における公的研究費の不正使用に関する通報、告発等は、以下のとおり受け付けます。
通報された事項については、その具体的内容を、研究費不正問題協議会を通じて最高管理責任者に報告し、対処いたします。

学内 学外
担当者 事務局次長 札幌市まちづくり政策局政策企画部企画課
通報方法 郵送またはFAX
郵送先 〒005-0864
札幌市南区芸術の森1丁目 公立大学法人札幌市立大学 事務局次長
〒060-8611
札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市まちづくり政策局 政策企画部企画課
FAX番号 011-592-2369 011-218-5109
通報に当たっての必要事項
  1. 通報者の所属、氏名、連絡先
    [通報者の氏名等は公表されませんが、後日結果をお伝えしますので、氏名等をお知らせください。なお、通報者は不利益な取り扱いを受けないよう保護されます。]
  2. 通報等の具体的事項
通報後の対応 すべての通報について、最高管理責任者に報告します。

関係規程等

  1. 公的研究費の管理及び監査に関する規程(146KB)
  2. 告発等に関わるフロー(53KB)
  3. 公的研究費の使⽤に関する⾏動規範(292KB)
  4. 公的研究費の不正使用防止に関する基本方針(95KB)
  5. 公的研究費不正防止計画(104KB)
  6. 研究活動における特定不正行為への対応に関する規程(142KB)