私は治療を要する新生児とそのご家族を対象に看護しています。身体が小さいながらも一生懸命生きようとする赤ちゃんの姿を見て心を打たれ、私たち看護師が懸命にサポートすることで徐々に元気になって退院していく過程や、ご家族の方から涙ながらにお礼を言われた時に、やりがいを感じています。現在の課題は、急性期のより重症の患児に対する専門的な看護と家族への関わりです。大学の実習で学んだ、患者さんに対する丁寧な関わり方が、現在のご家族との関係構築に役立っています。また、「なぜ」「どうして」という大学での疑問が、日々の学びを深め、仕事にも必ず役立ちます。現在も、ふと浮かぶ疑問が患児の急変に気付くきっかけになっています。