早期修了制度(博士後期課程)
early completion
博士後期課程では、優れた研究業績を上げた者については当該課程に1年または2年在学すれば修了できることとする早期修了制度があります。
早期の修了を希望する場合は、指導を希望する教員に入学前に相談してください。
早期修了要件
早期修了が認められるためには、以下の項目をすべて満たす必要があります。
- 所定の手続きを経て早期修了候補者と認められていること
- 在学中に1年以上研究指導教員の指導を受け、権威ある学術論文誌への筆頭著者としての論文掲載又は採録通知が1本以上あること
- 博士後期課程において休学期間がないこと
- 別表に掲げる単位を全て修得すること
- 博士論文の審査及び最終試験に合格すること
別表
1年で修了する場合
年次 | 科目区分 | 授業科目の名称 | 開講時期 | 単位数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 基本科目 | 横断型連携特別演習 | 通年 | 2 | |
展開科目 | 博士デザイン特別演習 | 前期or後期 | 2 | ||
研究指導科目 | 博士特別研究 | 前期 | 2 | 前期に中間発表会を実施 | |
博士特別研究 | 後期 | 4 | |||
合計 | 10 |
2年で修了する場合
年次 | 科目区分 | 授業科目の名称 | 開講時期 | 単位数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 基本科目 | 横断型連携特別演習 | 通年 | 2 | |
展開科目 | 博士デザイン特別演習 | 前期or後期 | 2 | ||
研究指導科目 | 博士特別研究 | 通年 | 2 | ||
2 | 博士特別研究 | 通年 | 4 | ||
合計 | 10 |
人間情報デザイン研究法・人間空間デザイン研究法(1年次前期・2単位)、人間空間デザイン特講・人間情報デザイン特講(1年次後期・2単位)、博士特別研究(1年次通年・2単位)については、早期修了候補者となった時点で単位を認定されたものとする。
申請手続
申請手続は以下のように進めます。
1申請手続
早期修了を希望する学生は、入学手続き期間中に早期修了申請書(様式1)及び次の添付書類を、指導を希望する教員を通して、デザイン研究科教務・学生支援委員会に提出する。
- 研究テーマと、早期修了が可能であることがわかる研究計画が記載された研究計画書(様式任意)
- 権威ある学術論文誌へ掲載されたあるいは採録通知を受けた審査付き論文(筆頭著者)の写しと、1の研究計画書に記載の研究テーマとの関係性を説明したもの(1編以上、様式自由)
- その他、優れた業績を挙げたことがわかる資料(任意、様式自由)
- 指導を希望する教員の指導許可/確認書(様式2)
2その後の学内手続
- デザイン研究科教務・学生支援委員会は、提出書類により審議を行い、当該学生の早期修了の可否を確認し、デザイン研究科教授会に提案する。
- 同教授会は、提案を受け、早期修了の可否を決定する。(博士後期課程主指導教員資格を持つ複数の教員で構成される代議員会等による審議を行う。)
- 早期修了が可能であると判断された者を「早期修了候補者」とし、対象学生及び指導を希望する教員へ入学時に通知する。
早期修了の期間延長について
期間延長については以下のとおりです。
「博士特別研究」の取得に際し、学位申請に必要な原著論文等の査読が完了しない場合には、在学期間の延長を申請することができる。申請に基づき、デザイン研究科教授会にて期間の延長の是非について審議する。
修了判定
以下を確認し、早期修了を許可します。
1修了判定時の要件
早期修了候補者が、学位審査を経て、修了判定時に早期修了を認められるためには、修了要件に加えて、以下の事項を要件とする。
- 授業料をすべて納入済み又は免除が認められていること
- 在学期間中に休学の期間が無いこと
2判定及び許可
デザイン研究科教授会における修了判定会議にて、修了要件及び早期修了要件を満たした学生に対し、早期修了を許可する。