人間空間デザインコース
course of spatial design for human life
人が生きる場所をかたちづくる
人々の日常生活を建築設計や地域づくりから支援するデザインを学びます。
現代の生活空間は、ハード面では種々の機能をもつ施設群、ソフト面では多彩な社会活動から構成されています。
本コースでは、これらを有機的につなぎ、人々の生活を豊かにする人材を育成します。
KEYWORD
履修モデル
※人間空間デザインコースでは、建築士試験受験資格のための指定科目をおいています。
各自が学びたいテーマにより、履修が推奨される科目の組み合わせの一例を示したものです。
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- 建築・環境
- 人々が豊かに暮らすための建築や都市、ランドスケープのあり方を計画・設計できる人材を育成する履修モデル。多様化する社会や人々の要求に応えるとともに、持続性のある快適な空間を生み出すための考え方、デザイン手法の能力について設計実習等を通じて培います。
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- 地域コミュニケーション
- 未来の暮らしや社会のあり方をプロデュースできる人材を育成する履修モデル。多様な価値観を持つ人々を繋ぎ、それぞれの個性を活かしあうための方法論を身につけ、地域をフィールドとした実践を通じ、私たちが望むライフスタイルや社会のしくみを具現化する能力を培います。
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- 人間空間総合デザイン
- 空間デザインを基盤とし、建築や環境、地域や人々のコミュニケーションの新しいあり方を社会に提示できる人材を育成する履修モデル。社会が抱える多様で複雑な課題を総合的な視野でとらえ、表現活動を通じてそれらの解決に貢献できる能力を培います。
重点科目
- 人間空間デザイン論
- 〈1年次前期〉
人間空間デザインの基本的な考え方と、広範な対象、手法を学修します。建築・環境・地域コミュニケーションのデザイン事例を通して、人々の生活を建築設計や地域づくりから支援する空間デザインの理念を学ぶとともに、様々なデザイン手法についても理解を深めます。
- デザイン総合実習
Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ - 〈2年次前期・2年次後期・3年次前期・3年次後期〉
建築設計・ランドスケープ・インテリアのデザイン・地域づくりのプロデュースなど、多様な観点からの調査・分析・課題発見とデザイン・企画・設計方法を学びます。さらに、フレキシブルかつ実践的なデザイン能力を身に付けます。Ⅲでは、人間情報デザインコースと連携して総合的なデザイン提案を行います。
デザイン総合実習Ⅰ(人間空間 地域・総合)のテーマ例・課題・得られる能力
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- 授業のねらい・
テーマ - 社会の変化により地域の人間関係が希薄化する現在、住民自身が地域を活性化させるために何ができるか?というテーマに取り組むことで、「課題の発見」「解決策の提案」「プロジェクトの実施・運営」を実践的に学ぶ。
- 授業のねらい・
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- 取り組む課題
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- ①地域交流・食と心身の健康の現状と課題に関する調査研究
- ②地域のコミュニティカフェの実態調査
- ③地域の多世代コミュニケーションの活性化を目的にしたコミュニティカフェや交流イベントの企画・運営
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- 得られる能力
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- ①調査や聞き取り、ワークショップにより現状と課題を把握・分析する力
- ②課題の本質を解明し、デザイン思考で効果的な解決策を策定する力
- ③市民参加型の地域連携プロジェクト活動を運営・推進する力
卒業後の想定進路
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業種など
建設会社、建築設計事務所、ハウスメーカー、家具製造業、ランドスケープデザイン会社、造園会社、環境コンサルタント会社、都市計画コンサルタント、まちづくり会社、都市開発・不動産業、出版社、広告代理店、観光業、金融業、保険業、サービス業、流通業、卸売業、小売業
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職種
建築士、インテリアデザイナー、インテリアコーディネーター、ランドスケープデザイナー、プランナー、まちづくりコーディネーター、環境デザイナー、ソーシャルデザイナー、ディベロッパー、メディアクリエーター、プロデューサー、学芸員、マーケティング職、一般総合職、企画職、営業職、公務員(一般行政職・技術職(建築・造園))
進学札幌市立大学大学院、その他道内外の大学院等