小児看護学領域
pediatric-nursing
子どもの未来と幸福を看護の側面から支える実践を学びます。
小児看護学の対象者は、お母さんのおなかの中にいる胎児から思春期までの子どもとその家族です。小児看護学では、子どもの成長発達と健康を促進するケア、疾病や障がいに対するケア、家族への育児支援、地域ぐるみのヘルスプロモーションやセイフティプロモーションなどについて学びます。結婚形態や家族の価値観が多様化し少産少子化が進む現代社会において、子どもの未来と幸福を看護の側面からしっかりと捉え支援を実践していくことが小児看護学の責務と考えています。
小児看護学領域における教育目標
- 乳児期から思春期までの子どもの健全な成長発達と家族の発達に関する基礎理論を修得する。
- 子どもの健康生活、育児支援、ヘルスプロモーションやセイフティプロモーションの基礎知識を修得する。臨地実習を通して看護実践を体験し、その効果を評価する。
- 疾患や障がいをもつ子どもの看護、生活習慣の自立支援、健康教育や家族支援について基礎知識を修得する。臨地実習を通して看護実践を体験し、その効果を評価する。
- 臨地実習を通して、対象者やチームメンバーとの効果的なコミュニケーション能力を向上させる。
主な授業紹介
- 小児看護学概論 [2年次開講]
- 小児看護技術論 [3年次開講]
- 小児看護援助論 [3年次開講]
- 小児看護学臨地実習 [3年次開講]
本学の小児看護学の講義・演習・臨地実習で使用する器具のご紹介
- キワニスドール
- 綿を詰めた白無地の人形です。医療者が絵を描いて子どもに病気のことを説明したり、子ども達が自由に色を塗ってストレスを表現し、恐怖心や不安を和らげたりするのに用います。
もっと詳しく知りたい方は、下記のホームページをご覧ください。 - 国際キワニス日本地区
- 打腱器
- 打腱器は、膝などを軽く叩いて反射を診る医療器具です。これは、子どもが恐怖心を抱かないように工夫された打腱器です。小さいキリンさんがトントンするのなら、怖くありませんよね。
- 誤飲チェッカー
- 誤飲チェッカーの直径は39mmで、これは3歳児が口を最も大きく開けた時の大きさを想定しています。3歳くらいまでの子どもは、何でも口の中に入れて物を確認しようとします。この行動特性が原因となって、多くの誤飲事故が発生しています。誤飲チェッカーは事故防止のために、子どもの周囲にある飲み込みやすい物を点検するための道具です。もっと詳しく知りたい方は、下記のホームページをご覧ください。
- 社団法人 日本家族計画協会
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- 臨床看護分野(病院・診療所など)
- 福祉看護分野(介護福祉施設など)
- 在宅看護分野(訪問看護ステーションなど)
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- 看護師国家試験受験資格
教員紹介
取り組み
研究活動
- 小児慢性疾患キャリーオーバーの健康管理と社会的自立支援システム構築に関する研究
- 児童の生活リズムを見直す健康教育の実践
- 小児看護学で活用できる感性教材の開発~教材のシステム構築と実用性の検討~(デザイン学部との共同研究)
地域貢献活動
- 全国ヤングDMカンファレンス実行委員会活動に参加
- 全国心臓病の子どもを守る会北海道支部への支援
- 北海道重症心身障害児(者)を守る会との共同学習会