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デザイン学部4年の狩野飛翔さんが情報処理学会 第86回全国大会にて学生奨励賞を受賞

デザイン

デザイン学部4年 狩野飛翔さん(小林研究室)が情報処理学会 第86回全国大会(2024年3月15日~17日 神奈川大学 横浜キャンパス)にて学生奨励賞を受賞しました。本賞は、学生セッションで発表された中から優秀な発表に対して贈られるものです。

【タイトル】職員の主体性を促す大学DXのデザイン-大学事務局での調査と実践-
【発表要旨】企業でのDX(デジタルトランフォーメーション)が進展する中、大学でもDXに注目が集まっている。大学DXはコロナ禍を背景に教育環境で進展が見られる一方で、事務環境ではなかなか進まない大学が多い。そこで本研究は、第三者が現場での調査と実践を通じて、大学DXに対する職員の主体性を涵養させ、業務改善を実現するためのデザインについて研究を行った。札幌市立大学総務課を対象としたエスノグラフィー調査を通じて職員自身が気づくことの難しい業務の実態を明らかにし、それをもとにした職員向けのチャットボットツールの講習会を通じて、デジタルツール導入に対する心理的障壁の除去やDXに向けたマインド形成に寄与した。本研究を通じてDXに向けた具体的な行動を起こすためには、様々な立場の人たちが共に活動できる職場環境の構築が必要であることもわかった。

狩野さんの受賞コメント

この度は私の卒業研究に対して学生奨励賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。本研究の遂行にあたり、ご指導頂いた小林先生に厚く御礼申し上げます。また約1年に渡り快くご協力頂きました札幌市立大学総務課の皆様にも感謝申し上げます。本研究では自分の大学をより過ごしやすくしたい、という私の気持ちから始まりました。これまで過ごしてきた大学での経験と自身の興味を持った「DX」というテーマを組み合わせて日々研究を進めてきましたが、考えることは多くありました。しかしゼミの皆さんをはじめとして多くの方にご協力頂きながら研究を進めることは非常に楽しかったです。今回私は自分の興味のあるテーマに全力で、楽しみながら取り組むことが出来たと感じています。後輩の皆様もぜひ自分の興味のあること、好きなことができる研究に楽しみながら取り組めることを期待しています。

PROFILE

小林重人の写真

小林重人

所属 / デザイン学部 職位 / 准教授

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