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教員紹介 デザイン
Profile

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齊藤 雅也 Masaya SAITO

デザイン学部

職位
: 教授/デザイン研究科長
専門分野
: 空間デザイン
e-mail

msaito@scu.ac.jp

URL

http://faculty1.scu.ac.jp/msaito/

https://researchmap.jp/masayasaito_scu

SNS

KEYWORD

建築環境学/ 建築環境デザイン/熱力学/ 環境調整行動・住まい方研究/ バイオクライマティック建築/ パッシブ建築/ 住環境教育(住育)
研究内容をイメージしたピクト

学生へのMESSAGE

齊藤ゼミでは、ヒトが安心して快適に住まうことができる都市・建築環境のデザイン研究を進めています。

学部・大学院でのゼミの議論を通して、 光・熱・空気のふるまいを巧みにコントロールできるカタチやカタ(住まい方)を発見・実践する研究に挑戦しています。

未知のテーマに挑戦したい皆さんを応援します。最も大切にしている方針は・・・

1)わからないことをわかる、発見する悦びを皆で共有する。
2)ゆっくりで良いので、わかった!となるまで丁寧に考えて、手を動かしてみる。
3)心地よさが得られ、愛着を育む空間のカタ(型)を発見し、カタチ(形)を提案する。

※最近の研究課題は>>コチラ

20代の一枚

国際太陽エネルギー学会(ISES1995)の国際会議がジンバブエ(首都ハラレ)で開催され,海外(しかもアフリカ)に初めて行ったときです.当時,大学院生(修士2年:24歳)で卒研を英文にしました(と書くとカッコいいのですが,師にほとんど添削してもらいました).何もかも新鮮でしたが衝撃の連続でした.

ロンドンを経由してさらに南に8時間のフライト.アフリカ・ジンバブエに入国した空港でイギリスの£(ポンド)をジンバブエ$(ドル)に換金しようとしたら,慣れない海外で計算を誤ってしまい(まるでルパン三世に出てくるかのような?)大量のジンバブエ$が札束で出てきてしまいます.もちろんジンバブエ滞在中はほとんど使うことができず・・・緊張の国際会議を無事に終え,安堵していた出国時に札束をポンドに戻そうとしたその時,換金時のレシートをもっていなかったため「おまえ,これは偽札だろう!」とカウンターで突然言われて,傍にいた自動小銃をもった警備の軍人さんに奥の部屋に連行されそうになりました.このときは「もう生きて日本に戻れない.みんな,いままでありがとう.」と本気で思いました.幸い入国時の女性職員が私のことを運よく覚えていてくれたのと師が飛び入りで列を割って助けに入ってくれて事なきを得ましたが,この超ドッキリ!があって逆に度胸がつきました.海外どこに行っても大丈夫だと・・・(笑)

20代の1枚

略歴

1970年 三重県津市生まれ(千葉県千葉市で育つ)

学歴

  1. 1994年 武蔵工業大学 工学部 建築学科 卒業
  2. 1996年 武蔵工業大学大学院工学研究科 建築学専攻 博士前期課程 修了
  3. 1999年 武蔵工業大学大学院工学研究科 建築学専攻 博士後期課程 満期退学
  4. 2000年 博士(工学)授与大学:武蔵工業大学

職歴・教育歴

  1. 1997-1999年 武蔵工業大学工学部・研究助手
  2. 1999-2001年 武蔵工業大学大学院工学研究科・客員研究員
  3. 2000-2001年 実践女子大学生活科学部・非常勤講師
  4. 2001-2007年 札幌市立高等専門学校 インダストリアルデザイン学科・専任講師
  5. 2003-2004年 コーネル大学・客員研究員(文部科学省 在外研究員)
  6. 2007-2011年 札幌市立大学デザイン学部・専任講師
  7. 2011-2017年 札幌市立大学デザイン学部・大学院デザイン研究科・准教授
  8. 2017年より 札幌市立大学デザイン学部・大学院デザイン研究科・教授(現職)
  9. 2022年より 札幌市立大学大学院デザイン研究科・研究科長(現職)

教育活動

  • ・大学院デザイン研究科(博士後期課程):博士特別研究13
  • ・大学院デザイン研究科(博士前期課程):特別研究, 建築環境学特論, デザイン特別演習, 地域プロジェクト演習, インターンシップ1, 2.
  • ・デザイン学部:卒業研究, 建築設備計画, 環境計画論, 寒冷地デザイン論,デザイン総合実習14(人間空間デザインコース/建築・環境), 人間空間デザイン論, デザイン工学

研究活動

詳細は,日本学術振興会が運営する研究者データベース:researchmap に公開しています.

著書

  • ・季節を味わう住みこなし術 -「ちょいケア」で心地よいライフスタイルに大変身!-(共著):日本建築学会編,技報堂出版,2022.9.
  • ・北方型住宅の熱環境計画2021:一般社団法人北海道建築技術協会,pp.93-129,2021.9.
  • ・設計のための建築環境学 みつける・つくるバイオクライマティックデザイン(共著)第2版: 日本建築学会編,彰国社, 2021.4.
  • ・地域創生デザイン論 “まち育て”に大学力をどう活かすか(共著):札幌市立大学地域創生デザイン研究チーム,文眞堂,2020.8.
  • ・CLIMA DESIGN クリマデザイン 新しい環境文化のかたち(共著):鹿島出版会,pp.94-117,2016.6.
  • ・積雪寒冷地における高齢者の居場所づくり(共著):ワールドプランニング,2014.5.
  • ・自然エネルギーと環境の事典(共著):NPO法人北海道自然エネルギー研究会,東洋書店, 2013.11.
  • ・LCCM住宅の設計手法 デモンストレーション棟を事例として(共著):LCCM住宅研究・開発委員会編,建築技術,2012.3.
  • ・設計のための建築環境学 みつける・つくるバイオクライマティックデザイン(共著):日本建築学会編,彰国社,2011.5.
  • ・エクセルギーと環境の理論-流れ・循環のデザインとは何か-改訂版(共著):井上書院, 2010.9.
  • ・Human-Body Exergy Balance and Thermal Comfort: Working Report of IEA ECBCS Annex49, Low Exergy Systems for High-Performance Buildings and Communities, IEA ECBCS, 2010.8.
  • ・雨の建築学(共著):日本建築学会編,北斗出版,2000.6.

主な学術論文・作品選集(審査付)

主な建築作品(すべて共同)

受賞歴

所属学会
日本建築学会,日本デザイン学会,空気調和・衛生工学会,日本感性工学会,日本太陽エネルギー学会,日本公衆衛生学会,北海道自然エネルギー研究会,Low-Ex Net.ほか.

地域貢献・社会活動

 

  • ・空気調和・衛生工学会北海道支部・支部長(本部・理事)(2023-2025)
  • ・甲府市 遊亀公園附属動物園整備工事に伴うアドバイザー(2023-2024)
  • ・日本建築学会 卒業論文等顕彰事業委員会(環境系選考部会)・委員(2022-2023:2023は部会長)
  • ・日本建築学会北海道支部 研究発表会実行委員会・委員長(2022-2024)
  • ・日本建築学会北海道支部 特定課題研究:北方型住宅オープンクーリング研究委員会・主査(2022-2024)
  • ・日本太陽エネルギー学会 理事(2022-現在)
  • ・甲府市 遊亀公園附属動物園実施設計に伴う推進委員会・委員(2022-2023)
  • ・日本建築学会・土木学会 土木建築タスクフォース・委員/脱炭素ワーキング・幹事(2022-現在)
  • ・札幌市環境局 札幌市円山動物園のグランドデザイン:類人猿館屋外放飼場,は虫類・両生類館,アフリカゾーン,アジアゾウ舎,オランウータン館(仮称)の基本計画とデザイン監修(2006-現在)
  • ・北海道建築技術協会 BIS(断熱施工技術者)養成講習会 専門職支援 講師(2004-現在)
  • ・日本建築学会 地球環境本委員会・幹事(2021-現在)
  • ・日本建築学会 地球環境本委員会 環境ライフスタイル普及小委員会・主査(2021-2022)
  • ・日本建築学会 環境工学委員会 熱環境運営委員会 バイオクライマティックデザイン小委員会・委員(2001-現在)
  • ・文部科学省:SSH事業 高大連携によるエネルギー・環境教育プログラムの開発支援(北海道旭川西高等学校:2010-現在)
  • ・日本建築家協会北海道支部 第12回 JIA・テスクチャレンジ設計コンペ・審査委員長(2021)
  • ・空気調和・衛生工学会 振興賞運営委員会技術振興賞 北海道支部推薦小委員会・委員(2020-2021)
  • ・札幌市都市局 建築部プロポーザル選定委員会・委員(2019-2020)
  • ・札幌市環境局 第10次札幌市環境保全協議会・副会長(2015-2016)
  • ・札幌市観光文化局 札幌市資料館保存活用検討委員会・委員(2015-2016)
  • ・国立大学法人北海道大学・北海道瓦斯株式会社・日本環境技研株式会社、北海道大学サステイナブルキャンパス・エネルギー構想調査検討委員会・委員(2015-2016)
  • ・日本建築学会北海道支部 学術委員長(2014-2016)
  • ・北広島市 新庁舎建設基本・実施設計 アドバイザー(2014-2015)
  • ・札幌市都市局 中高層建築物紛争調整委員会・委員(2014-2018)
  • ・上士幌町 公共施設整備基本構想アドバイザー員 (2013-2014)
  • ・札幌市都市局 札幌市都市局「札幌版次世代住宅基準」に関する技術検討会議・委員(2009-2011)
  • ・日本サステナブル建築協会LCCM住宅(ライフサイクル・カーボン・マイナス住宅)研究・開発委員会 先導技術・開発委員会  LCCM住宅設計部会・委員(2009-2012)
  • ・経済産業省 サービス産業生産性向上支援調査事業(サービス工学適用実証分野)「生態展示サービス施設向け顧客参加型コミュニケーションシステムの開発」北海道感性産業開発ネットワーク(KIND) 推進本部・委員(2007- 2008)
  • ・環境省 学校等エコ改修と環境教育事業・アドバイザー(2005-2007)

産学連携プロジェクト等

  • ・札幌市厚別区もみじ台地区訪問看護MaaS実証実験(2021-現在)
  • ・国土交通省: 平成23年度 第1回住宅・建築物省CO2先導事業「新さっぽろイニシアチブESCO事業」(㈱札幌副都心開発公社, 2012-2016)
  • ・国土交通省・日本サステイナブル建築協会:LCCM(Life Cycle Carbon Minus)住宅設計部会専門委員会(2009-2012)
  • ・IEA ECBCS Annex49 Low Exergy Systems for High-Performance Buildings and Communities(国際共同研究:高効率な建築と地域社会のための低エクセルギー利用システム開発: 2005-2009)

主要な講演演題 市民向、学術的等

  • ・自然に近い居住空間設計 換気や通風・採光組み合わせ,北海道建設新聞,2023.12.
  • ・冬の室内、適切な“湿度”は何%? 知っておきたい、環境と湿度の基本を解説,anan,2023年12月6日号,No.2375,pp.57-64,2023.11.
  • ・安心できる室内環境と場がもつポテンシャル-オレンジリビングベースの実践より―,第52回日本医療福祉設備学会,一般社団法人 日本医療福祉設備協会,2023.11.
  • ・「住みこなし」をひき出す半屋外・半屋内空間を寒冷地域から蒸暑地域に向けて考える,第2回ミニシンポジウム「蒸暑地域の半屋外空間を考える」, 日本建築学会 環境工学委員会 熱環境運営委員会
    バイオクライマティックデザイン小委員会,バイオクライマティックデザインの「みつかけた・つくりかた」WG,2023.10.
  • ・生きるに寄り添う、医療法人社団オレンジの取り組み(紅谷浩之×齊藤雅也),PS Club 2023,ピーエス,2023.9.
  • ・超高性能住宅が生み出す心地よい住まいを空気と空間の価値から考える,ネオマアカデミー(第16回),ネオマアカデミー(オンライン), 旭化成建材(株),2023.10.
  • ・安心できる室内環境と場がもつポテンシャル~オレンジリビングベースの実践より~(紅谷浩之×齊藤雅也),PS Club 2023 これからの医療とケアを考える,ピーエス,2023.6.
  • ・「冬は北海道より東京が“寒く”感じる」は道民あるある!?雪や雲が関係…専門家に聞くと理由があった,FNNプライムオンライン,FNN(Fuji News Network),2023.2.
  • ・熱中症警戒 屋外は脱マスク(きょうから暑さ本格化),北海道新聞,2022.7.
  • ・くらし探検隊 寝室の湿度、適正に保ちたい カーテン隙間 必ずふさぐ,日本経済新聞社,2022.2.
  • ・氷上の格闘技、アイスホッケーのデザイン,2020年度 札幌市立大学 公開講座,2020.10.
  • ・建築環境を整えると家族もHappyになる!?日本ホスピス・在宅ケア研究会 全国大会in福井,日本ホスピス・在宅ケア研究会,2020.9.
  • ・WARM BIZ for earth & humans,「住」のウォームビズ 住まいの温湿度,環境省,AIR-G’ (FM北海道),2018.12.
  • ・冬の室内での乾きをどのように防ぐか, brilliant days, AIR-G’ (FM北海道), 2016.12.
  • ・さっぽろ垂氷まつり in summer, つららと住まう北の建築, 札幌市資料館,SIAFラボ(Sapporo International Art Festival), 2016.8.
  • ・エクセルギー消費の最適化 と 建築環境デザイン, 産総研コンソーシアム 第9回セミナー, 2015.9.

【COVID-19関係(2020-2021)】

  • ・蔓延防止措置でCO2濃度測定器の需要急増 設置側の飲食店には温度差,産経新聞,2021/04/19.
  • ・職場に空気測定器を置いて見えたこと 換気以上に難しいのは? 毎日新聞, 2021/02/23.
  • ・感染リスク「小さな飛まつ」には換気,ZIP!,日本テレビ,2020/12/10.
  • ・湿度保持 窓際の工夫で 室内の保温性高めて/加湿器 設置場所注意,北海道新聞,2020/11/29.
  • ・北海道で起きたことは全国に広がる 寒さが招く私たちの行動変容とは,週間朝日AERA(11月23日号) 朝日新聞出版
  • ・北海道で“感染再拡大”難しさ浮き彫り・・・有効な“換気法”は,真相報道バンキシャ!日本テレビ,2020/11/15.
  • ・感染予防 室内換気のポイントは〝気圧差“ 空気の流れをデザインする,サンデーLIVE!!,テレビ朝日,2020/11/15.
  • ・注目 コロナ急拡大”寒くても換気” 室温下げない「2段階換気」,あさチャン!,TBSテレビ,2020/11/10.
  • ・疑問 各地で今季一番の寒さに コロナ禍の暖房 どう換気? 換気は「ゆっくり空気を回す」,めざましテレビ,フジテレビ,2020/10/16.
  • ・新型コロナ 今冬、換気に一工夫を 熱逃がさず、空気きれいに 専門家に聞く/北海道 毎日新聞,2020/10/01.

将来計画

自然のポテンシャルを活かす建築(ハード技術)の性能を最大限に引き出すには, ハード技術と住まい手のライフスタイル, 住まい方・住みこなし(ソフト技術)とが上手く調和し, 地域の気候や風土に適合したバイオクライマティックデザインの視点が不可欠です. 光や熱の振る舞いを認識している住まい手は, 自発的な調整を行い、より高度な快を得る傾向にあることがわかっていますが, それらの情報を建築(ハード技術)にフィードバックすることも重要です.わたしは, 北海道(札幌)地域のもつ自然のポテンシャル(太陽光・澄んだ天空光・冷涼で新鮮な空気・多雪・上質な水など)を活かす建築とその住まい方の繋がりをテーマとしたバイオクライマティックデザインの研究・教育を展開しています.
以上は, 札幌市, 本学看護学部・大学院看護学研究科, AIラボ(A)との連携を視野に入れて「DNA研究」の基盤づくりを進めています.以下は,主な研究テーマです.
・ヒト/動物の健康性・快適性と熱環境デザインに関する研究
・ヒトの“想像温度”を住みこなしに活かす地域比較研究(札幌・福山・熊本)
・「ヒト-自然共生都市・建築」系のモビリティに着目した生活環境向上に資する研究(MaaS:Mobility as a Service)
・北海道の気候にふさわしい開放冷房システム(涼房手法)の研究

齊藤 雅也の写真

Masaya SAITO

Design

Status:Professor

Professional Fields :

e-mail

msaito@scu.ac.jp

URL

http://faculty1.scu.ac.jp/msaito/

https://researchmap.jp/masayasaito_scu

SNS

KEYWORD

Bio-climatic Design/ Passive Heating and Cooling/ Daylighting/ Exergy/ Entropy/ Human Body/ Cognitive Temperature/ Zoo Design
研究内容をイメージしたピクト

In my twenties

The International Solar Energy Society (ISES 1995) conference was held in Harare, Zimbabwe, and it was my first trip abroad. I was a graduate student (master student, age 24?) and wrote my thesis in English (it sounds cool, but I had my teacher correct most of it). Everything was new for me, but I was also surprised by many things!

young photo

Research Activities

Prof. Saito joined as an assistant professor Sapporo School of the Arts in 2001, and since 2007 he has been directing education and research in urban and architectural environmental design (mainly luminous and thermal environment) at the current Faculty of Design and Graduate School of Design, Sapporo City University. In 2003-04, he was sent to Cornell University as an overseas researcher by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology of Japan (MEXT), where he joined the research project on the relationship among thermal environment, the specification of office chairs, and productivity in the ergonomics laboratory run by Professor Alan Hedge (currently Professor Emeritus).
His recent research theme is the study of human cognitive temperature, and he is developing a thermal environment design method that utilizes cognitive temperature, as well as research on the use of cognitive temperature to prevent heat stroke in summer and heat shock in winter. Saito’s research is not limited to the field of design, but has expanded to include research on improving the environment of hospital room spaces in collaboration with the Faculty of Nursing at Sapporo City University. In addition, since 2006, he has been involved in the design of the zoo building at Sapporo Maruyama Zoo, and has been promoting the design of the building environment with consideration for animal welfare (mainly improving the thermal environment). The zoo’s building design has been applied to the Reptile and Amphibian House (2011), the Asian Elephant House (2019), and the Orangutan House (2022). The results of above research have been applied to design activities in collaboration with architects in the Hokkaido. His project team has won the ABB Leaf Prize shortlist in the UK, the Good Design Award (2020) and the Wood Design Award (2020) in Japan.
As a first step in the “DNA Research” project, which is a collaboration of design (D), nursing (N), and artificial intelligence (A) at Sapporo City University, we have started a research project on improving residents’ PH (Positive Health) using MaaS (Mobility as a Service) in Atsubetsu Ward , Sapporo from 2021.
He is a member of AIJ (Architectural Institute of Japan), SHASE (The Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan), and etc.

Books

  • 1) Human-Body Exergy Balance and Thermal Comfort: Working Report of IEA ECBCS Annex49, Low Exergy Systems for High-Performance Buildings and Communities, 2010.8 (as multi authored)
  • 2) Heating and Cooling with Focus on Increased Energy Efficiency and Improved Comfort: Guidebook of IEA ECBCS Annex37, Low Exergy Systems for Heating and Cooling of Buildings, 2004.10 (as multi authored).

 

Academic Papers

  • 1) Masaya Saito, Makihiko Tsujihara: Characteristics of Cognitive Temperature Scale under the Thermal Adaptation in Summer, Conference of Passive and Low Energy Architecture 2018, 1ST/6: Science & Technology, Hong Kong, China, 2018.12.
  • 2) Yui Tsuno, Yuji Sasaki, Masaya Saito: Radiant Exergy Analysis on the Process of Human Adaptive Thermal Comfort in Summer, Conference of Passive and Low Energy Architecture 2018, 1ST/6: Science & Technology, Hong Kong, China, 2018.12.
  • 3) Masaya Saito, Toshimasa Konishi, and Shinya Kanko: A study on “building skin” and “allowable limit temperature of man”, Advanced Building Skins, Conference Proceedings of the 9th ENERGY FORUM (ISBN 978-3-98120537-4), Bressanone, Italy, 2014.10.
  • 4) Toshimasa KONISHI, Masaya Saito, and Shinya Kanko: “Building skin” in Japan During the Age of Sustainability, Advanced Building Skins, Conference Proceedings of the 9th ENERGY FORUM(ISBN 978-3-98120537-4), Bressanone, Italy, pp.59-63, 2014.10.
  • 5) Masaya SAITO, Makihiko TSUJIHARA, Takahiro MACHIGUCHI, and Mai AKINARI: A Study on Cognitive Temperature Scale with Thermal Discomfort of Elementary Students in Summer in Sapporo and Kumamoto, Proceedings of CLIMA 2013 , No.813, 2013.6.
  • 6) Takeru SAKATA, Masaya SAITO, Koki KIKUTA, and Yoshiki OMI: A Field Measurement of the Utilizing Geothermal and External Insulated House in Winter Season with Energy and Exergy Analysis, Proceedings of CLIMA 2013 , No.808, 2013.6
  • 7) Study on Occupants’ Cognitive Temperature Scale for their Environmental Control Behaviors, In the case of the university laboratories in summer in Sapporo: Journal of Environmental Engineering, Transactions of AIJ, Vol.74, No.646, 1299-1306, 2009.12 (in Japanese with English abstract).