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Profile

小林 重人の写真

小林 重人 Shigeto KOBAYASHI

デザイン学部

職位
: 准教授
専門分野
: 人間空間
e-mail

s.kobayashi@scu.ac.jp

URL

https://sites.google.com/site/shigetok/

https://researchmap.jp/shigetok/

SNS

KEYWORD

ソーシャルデザイン,制度設計,進化経済学,複雑系科学,知識科学
研究内容をイメージしたピクト

学生へのMESSAGE

 私はデザインの力で自分たちが欲しい世界や未来をつくりたい!と本気で考えています。というのも,なぜ自分たちの暮らしや未来のことなのに,生まれたときから決まっている社会の仕組みやルール,大人の価値観に従って生きていかなければならないのか長らく疑問に思っていました。だったら自分たちが欲しい暮らしを自分たちでつくればいいんだ!と気づいてからは,生きていくことは楽しい!面白い!と思えるようになりました。世の中を動かしている大きな仕組みやルールをたったひとりで変えていくことは大変ですが,一人より二人,二人より四人,さらに多くの力が合わされば道を塞いでいる大きな岩を少しずつ動かしていくことができると強く信じています。

 だからといって,大学生活において何かとてつもなく大きなことを実現しなくてはいけない!ということではありません。大きな志を持ちつつ,その志を実現するために自分が何をすることができるのか?そのようなことを考え,そして小さなところからでも実践していくことが大事だと考えています。合言葉は“Think Globally, Act Locally” です。

 私が考える「人間空間」とは建築物のように物理的に存在しているものだけでなく,もっと広く人間社会そのものまで及びます。ですので,目に見えるモノのデザインだけでなく,人と人,人とコミュニティとの関係といった直接目には見えないようなものを,この先どのように構築していくのか?ということもデザインが扱うことのできる対象だと考えています。そして,さらに大事なことはその場限りのデザインではなく,時間が流れていく中でも自分たちが望む状況を引き起こし続けることができるサステイナブル(持続可能)なデザインを実現することです。そのような意味において私は「ソーシャルデザイン」ではなく,環境に応じて変化する社会システムそのものまでをデザインすることまでを含めた「ソーシャル”システム”デザイン」という看板を研究室名として掲げることにしました。

 社会を変えるなんて,はっきり言って簡単ではないチャレンジですが,一筋縄ではいかないからこそのワクワクや面白さがあると思います。自分たちが欲しいものをボトムアップにつくることで地域社会が幸せになる活動に一緒に打ち込んでみませんか?大学生活で何か一生懸命やりきった!ということを胸を張って言いたい!という人をお待ちしています。

 私はこれからのデザイナーは,ある問題に対して根本の部分から考え,分析し,そして他者としっかり議論しながら解決方法を生み出していく能力が求められると考えています。皆さんが持っているスキルをさらに活かすために「モノやコトの見方や考え方,そして新しいものを生み出す力」を磨いて,一緒に楽しく研究できることを期待しています。

20代の一枚

高校,大学時代を通じて登山に打ち込んでいました。特に大学生のときは北アルプスを中心に20~30kgの食料やテントを背負って10日間以上の縦走(山ごもり)をしてました。右写真は常念岳(2857m),下写真は奥穂高岳(3,190m)山頂付近で,雲の奥に見えるドーム型の岩稜はジャンダルム(3,163m)です。

20代の1枚

略歴

  • 1979年 札幌生まれ
  • 2010年 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科 博士後期課程修了 博士(知識科学)
  • 2009-2011年 日本学術振興会特別研究員(DC/PD)
  • 2010年 イタリア・トリノ大学経済学部客員研究員(日本学術振興会 優秀若手研究者海外派遣事業)
  • 2011-2018年 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科 助教
  • 2016年 専門社会調査士(社会調査協会)
  • 2018-2019年 北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 専任講師
  • 2018年-現在 専修大学 デジタルコミュニティ通貨コンソーシアムラボラトリー 研究員
  • 2019年-現在 札幌市立大学 デザイン学部 准教授
  • 2021年-2022年 北陸先端科学技術大学院大学 客員研究員

教育活動

地域ブランド構築(3年次)

受講者の興味関心によって選定した国内の任意の地域ブランドについて,講義で学んだ地域ブランドに関わる概念と手法を用いて当該ブランドを強化するプランを作成して発表します。

 


デザイン総合実習Ⅲ・Ⅳ(地域コミュニケーション・総合,3年次)

自分たちの未来に関わる問題(SDGs)を自分ごととして考える機会を通じて,私たちが SDGs を達成するべく実際の行動へ移すことを促進するためのモノ・コトをデザインします。

 


メディア社会論(3年次)

社会におけるメディアのデザイン手法と事例について概観した上で,人間行動や人間関係に関わるメディアのデザインを通して,新たなメディアの可能性と課題について実践的に探求・考察していきます。


デザイン研究法(人間空間デザイン,2年次)

  • ・4年次の卒業研究において必要となる基礎的な研究手法について学びます。
  • ・市街地とアーバンフリンジ(市街化縁辺部)について,RESASやGISを用いた解析や真駒内地区と芸術の森地区を対象としたフィールドワークを行い,その結果を分析することで地域の現状を把握し課題の抽出を行います。

 

 


卒業研究Ⅰ・Ⅱ(4年次)

自分自身の内側から湧き出てくるもの,つまり自分が心からやりたい!と強く想うものでなければ主体的に取り組むことはできません。ですので,私から研究テーマについて皆さんにこれをやってくださいと提案することはありません。だからといって,現時点でやりたいことが決まっていない人を排除するものではありません(むしろ決まっていない人のほうが向いているかもしれません)。皆さんの興味・関心について話し合う(時には雑談したり,フィールドワークしながら)ことで一緒に研究テーマについて考えていくつもりです。また制作をされたい方も歓迎いたします。


地域ブランド構築特論(大学院)

地域ブランド構築と関わりのある地域社会学や地域経済学の理論に触れながら現実における先進事例を概観することで,地域研究における理論と実際のブランド構築の現場との異同を明らかにし,地域研究におけるブランドの位置づけや重要性について理解を深めます。


地域経済政策特論(大学院)

日本における地域経済と社会動態の関係について概観し,ミクロとマクロの両レベルから地域経済の問題を分析し,問題解決のための持続性のある政策の立案と実践について具体例を示しながら検討を進めていきます。

研究活動

主要論文

  • ・小林重人 (2024). ミクロ・メゾ・マクロ・ループの枠組みに基づく創発的ソーシャルシステムデザイン,FOST設立30周年記念論文集, 44-47.
  • ・小林重人, 樽田泰宜, 趙 巧, 橋本 敬 (2024). 廃止措置における原子力発電所職員のジェネラティビティと知識マネジメント,横幹, 18(1), 26-36. https://doi.org/10.11487/trafst.18.1_26
  • ・大宮理夏子, 小林重人 (2024). 大学のない地方中小都市と大学生を繋ぐポストコロナにおける交流のあり方-パターン・ランゲージを活用した域学連携のデザイン-, 地域活性研究, 20, 37-46. https://scu.repo.nii.ac.jp/records/2000044
  • September, J. & Kobayashi, S. (2023). LETS Passbook Communities: An investigation of an Adaptation of the LETS Community Currency Mechanism, International Journal of Community Currency Research, 27, 1-20. http://dx.doi.org/10.15133/j.ijccr.2023.001
  • ・櫻井英文, 小林重人, 斉藤雅也 (2023). 自然災害の復旧・復興期における被災者の自助・共助を醸成する公助のデザイン, 日本建築学会環境系論文集, 88(805), 214-223. https://doi.org/10.3130/aije.88.214
  • September, J. & Kobayashi, S. (2022). Sustained circulation: A descriptive framework of long-lived Japanese community currencies. Local Economy, 37(5), 364-383. https://doi.org/10.1177/02690942221143981
  • ・小林重人, 吉田昌幸 (2021). 地域通貨の発行形態の違いに対する利用者の印象と評価-ゲーミング・シミュレーションを用いたアナログ地域通貨とデジタル地域通貨の比較分析. 経済社会学会年報, 43, 59-71. https://doi.org/10.15081/soes.43.0_59
  • ・Yoshida, M., Kobayashi, S., & Miyazaki, Y. (2021). Relationship Between Community Currency Issuance Organization’s Philosophy and Its Issuance Form: A Japanese Case Study. International Journal of Community Currency Research, 25(1), 1-15. http://dx.doi.org/10.15133/j.ijccr.2021.001
  • ・Kobayashi, S., Miyazaki, Y., & Yoshida, M. (2020). Historical transition of community currencies in Japan. International Journal of Community Currency Research, 24(1), 1-10. http://dx.doi.org/10.15133/j.ijccr.2020.001
  • ・Yoshida, M.* & Kobayashi, S.* (2018). Using simulation and gaming to design a community currency system. International Journal of Community Currency Research, 22(1), 132-144. (*equal contribution) http://dx.doi.org/10.15133/j.ijccr.2018.011
  • ・小林重人 (2017). 持続的なボランティア活動と地域団体間の連帯を促進するための地域通貨-同一地域で実践された2つの地域通貨の比較から-. 地域活性研究, 8. http://hdl.handle.net/10119/16011
  • ・山田広明, 小林重人 (2016). 個人志向と社会志向が共存するサードプレイスの形成メカニズムの研究. 情報処理学会論文誌, 57(3), 897-909. http://id.nii.ac.jp/1001/00158094/
  • ・小林重人, 山田広明 (2015). サードプレイスにおける経験がもたらす地域愛着と協力意向の形成. 地域活性研究, 6, 1-10. http://hdl.handle.net/10119/12781
  • ・吉田昌幸*, 小林重人* (2014). 地域通貨使用経験がもたらす行動・意識の変容-ゲーミング・シミュレーションを用いた検討-. 経済社会学会年報, 36, 67-80. (*equal contribution)
  • ・小林重人, 山田広明 (2014). マイプレイス志向と交流志向が共存するサードプレイス形成モデルの研究-石川県能美市の非常設型「ひょっこりカフェ」を事例として-. 地域活性研究, 5, 3-12. http://hdl.handle.net/10119/12164
  • ・小林重人, 吉田昌幸, 橋本 敬 (2013). ゲーミングとマルチエージェントシミュレーションによる地域通貨流通メカニズムの検討. シミュレーション&ゲーミング, 23(2), 1-11. https://doi.org/10.32165/jasag.23.2_1
  • ・Kobayashi, S. & Hashimoto, T. (2011). Benefits and limits of circuit breaker : Institutional design using artificial futures market. Evolutionary and Institutional Economics Review, 7(2), 355-372. https://doi.org/10.14441/eier.7.355
  • ・Kobayashi, S. & Hashimoto, T. (2010). Analysis of institutional evolution in circuit breakers using the concepts of replicator and interactor. Evolutionary and Institutional Economics Review, 7(1), 101-112. https://doi.org/10.14441/eier.7.101

 


著書

  • ・Kobayashi, S. & Yoshida, M. (2019). How can we ensure middle school students acquire economic thinking? : Developing and evaluating an analog game involving smartphones simulated with LEGO® blocks. In: Hamada, R. et al. (Eds), Neo Simulation and Gaming Toward Active Learning, Springer, 147-156. https://doi.org/10.1007/978-981-13-8039-6_14
  • ・小林重人, 橋本 敬, 西部 忠 (2018). ブラジル・フォルタレザのパルマス:制度生態系としてのコミュニティバンクと住民組織. 地域通貨によるコミュニティ・ドック, 第6章, 西部 忠 編著, 専修大学出版局, 226-245.
  • ・Kobayashi, S., Hashimoto, T., Kurita, K., & Nishibe, M. (2018). Relationship between people’s money consciousness and circulation of community currency. In Gomez, G. (Ed.) , Monetary Plurality in Local, Regional and Global Economies, Routledge, pp. 224-242, 2018.
  • ・小林重人, 橋本 敬 (2010). 複製子と相互作用子による制度進化の記述-サーキットブレーカーを例として. 進化経済学 基礎, 第3章1節, 江頭 進・澤邊紀生・橋本 敬・西部 忠・吉田雅明 編, 日本経済評論社, 37-45.

 


受賞歴

  • ・第17回 キッズデザイン賞(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門), キッズデザイン協議会. 2023年8月.
  • ・第19回 金融教育に関する実践報告コンクール 優秀賞, 金融広報中央委員会, 2022年12月.
  • ・2020年度 国際会議誘致・開催貢献賞(国際会議 開催の部(中・小規模)), 日本政府観光局, 2021年2月. (RAMICS2019大会組織委員会として受賞)
  • ・2019年度(第4回) 進化経済学会賞, 2020年5月.
  • ・第9回 知識共創フォーラム 萌芽研究賞, 2019年3月.
  • ・ISAGA 2018 Best Poster Award, 49th International Simulation and Gaming Association Conference (ISAGA), 2018年7月.
  • ・第3回 市民共創知研究会 ベストペーパー賞, 人工知能学会, 2017年12月.
  • ・2017年度(第22回) 日本シミュレーション&ゲーミング学会 論文賞, 2017年11月.
  • ・第6回 未来教育研究所研究助成 優良賞, 2016年10月.
  • ・第12回 金融教育に関する小論文・実践報告コンクール(実践報告部門) 優秀賞, 金融広報中央委員会, 2015年12月.
  • ・第2回 知識共創フォーラム 共創賞, 2012年11月.
  • ・第1回 FOST熊田賞, 科学技術融合振興財団(FOST), 2009年3月.

 


競争的資金

地域貢献・社会活動

  • ・進化経済学会 北海道・東北部会,部会長,2024年4月-現在.
  • ・進化経済学会,学会賞選考委員,2024年3月-現在.
  • ・一般社団法人専修大学デジタルコミュニティ通貨コンソーシアムラボラトリー, 理事, 2019年6月-2021年5月.
  • ・日本シミュレーション&ゲーミング学会, 理事, 2019年6月-2021年5月.
  • ・能美市 平成30年度行政評価, 外部評価委員, 2018年度.
  • ・石川県立羽咋高等学校, クリエイティブ・アドバイザー, 2017年度.
  • ・白山ろく将来ビジョン策定委員会, 委員, 白山ろく里山活性化協議会, 2015年10月-2016年3月.
  • ・能美のあんやと券の会, アドバイザー, 2015年7月-現在.
  • ・能美市 第3の生活拠点創出事業成果検証委員会, 座長, 2013年6月-2014年3月.

産学連携プロジェクト等

  • ・厳冬期災害における避難支援および避難所環境に関する研究,2023年12月-2024年3月.(令和5年度札幌市受託研究)
  • ・原子力施設の廃止措置におけるジェネラティビティに関する測定及び評価における基礎研究,2023年4月-現在.(日本原子力研究開発機構 敦賀廃止措置実証部門と北陸先端科学技術大学院大学との共同研究)
  • ・原子炉施設廃止措置の知識体系化に関する研究, 研究アドバイザー, 2018年8月-2019年3月. (日本原子力研究開発機構 敦賀廃止措置実証部門と北陸先端科学技術大学院大学との共同研究)
  • ・北陸地域づくり協会 「新・買い物弱者支援システム:安心ネットワークの可能性調査・研究」研究会, アドバイザー, 2014年4月-2015年3月.

主要な講演演題 市民向、学術的等

小・中学生向け授業

  • ・「カードゲームで学ぶお金のしくみ」,石川県立錦丘中学校,2019年2月22日.
  • ・「レゴブロックで学ぶ社会で役立つ経済学」
  •           ・上越教育大学附属中学校,2018年8月31日,2017年8月28日,2016年8月29日.
  •           ・能美市立寺井中学校,2018年7月4日,2017年7月5日.2016年7月6日.
  •           ・石川県立金沢錦丘中学校,2018年2月22日.
  • ・「お金って何だろう?ゲームで学ぶお金のしくみ」,JAISTサイエンス&テクノロジー教室,サイエンスヒルズこまつ,2017年11月11日.LINK
  • ・「カードゲームとウェブで学ぶ能美市の暮らしと税」,能美市立寺井中学校,2015年7月9日.

 


高校生向け授業

  • ・「人間の行動も変える?デザインのチカラ」,北海道旭川北高校,2022年8月30日.
  • ・「レゴブロックで学ぶ社会で役立つ経済学」
  •        ・富山県立呉羽高等学校,2018年12月5日.
  •        ・石川県立金沢西高等学校,2018年10月19日,2017年11月22日.
  •        ・小松市立高等学校,2017年11月15日.
  •        ・石川県立津幡高等学校,2016年9月28日,29日.
  • ・「欲しいミライは自分でつくる」,ふるさとに学ぶクリエイティブ人材育成事業,石川県立羽咋高等学校,2017年8月4日.
  • ・スーパーグローバルハイスクール(SGH)「グローバル・キャリアパス ひざ詰めディスカッション」,金沢大学附属高等学校,2016年7月23日.

 


一般向け講演

  • ・「文化経済によるまちづくりのための地域通貨」,学遊の会,2022年11月13日.LINK
  • ・「農とコミュニティを繋ぐ地域通貨」,JA白山蝶屋支店,2019年3月1日.
  • ・「仮想通貨って何だろう?~仮想地域通貨の可能性~」,能美市市民協働まちづくりセンター,2018年3月18日.
  • ・「地域を元気にするお金のひみつ~地域通貨✕仮想通貨の可能性~」,JAIST金沢駅前オフィス,2017年12月6日.LINK
  • ・「お金の正体を知る?マネーダイバーシティのお話」,土曜デザイン事務所,ヨシタデザインプランニング,2017年9月16日.
  • ・「21世紀における日本の地域通貨の変化」,地域通貨カンファレンス in 藤野,藤野芸術の家,2017年3月18日.
  • ・アフタートーク「モモに学ぶ これからの生き方」,「音楽と語りで紡ぐ不思議な世界『モモ』」 野々市市公演,常讃寺,2014年12月14日.
  • ・「お金を超えて-幸せはどこからやってくるのか」,ほっこり幸せ茶会, 菜園生活 風来,2014年10月4日.
  • ・「地域通貨の可能性」,これからのお金の話をしよう-地域通貨×ベーシックインカム-,いのちの暮らし祭り,ワンネススクール鳥越校舎,2013年11月16日.

 


学術的講演(招待のみ)

  • ・「自分たちが望む暮らしを自分たちで実現するためのソーシャルデザイン」,国立大学協会共催シンポジウム「地域における価値創造と大学院教育の新たな展開」,山梨大学大村智記念ホール,2020年11月6日.LINK
  • ・「レゴブロックで学ぶ進化経済学」,若手セミナー「ゲーミングを用いた経済学習の体験」,第23回進化経済学会,名古屋工業大学,2019年3月16日.LINK
  • ・「デジタルマネーは社会を変えるか?-電子地域通貨・仮想通貨の可能性」,特別講演,IEEE Nagoya YP Workshop 2018,中部大学,2018年12月8日.
  • ・「地域コミュニティへの愛着と貢献意識を高める手作りの仕組み」,シンポジウム話題提供,日本感情心理学会第26回大会,東洋大学,2018年11月10日.LINK
  • ・パネルディスカッション「創造工学,人工知能,シミュレーション&ゲーミングの融合」,日本シミュレーション&ゲーミング学会 2016年度秋期全国大会,名古屋工業大学,2016年11月12日.LINK
  • ・「地域通貨で地域は活性化するか?」,第1回北陸地区企業・JAIST交流フォーラム,石川県政記念しいのき迎賓館,2012年7月14日.

 


専門職向け講演

  • 「デジタル地域通貨による社会システムのデザイン」,一般社団法人まちづくり府中,オンライン,2023年6月16日.
  • ・「デジタル地域通貨を介したソーシャルデザイン」,地域通貨に関する職員研修会,石川県内灘町,2022年9月30日.
  • ・「地域通貨の活用に向けて 地域通貨の活用に向けて「ヒダスケ!」と「ひがしかわユニバーサルカード」の事例から」 ,SDGs未来都市に関するセミナー,オンライン,2022年2月28日.
  • ・「地域通貨を媒介とする世界の研究者と地元の行政・実践者のコラボを通じた産学官金融合型MICEによる地域活性化」,国際会議主催者セミナー,日本政府観光局,2021年2月25日.
  • ・「「メイキング」を取り入れた中学校社会科授業の実践」,上越教育大学社会系教育実践コース主催『社会科授業の「内容・方法」最新セミナー第2回』,上越教育大学,2018年9月26日.
  • ・「石川県能美市のサードプレイス創出事業」,コミュニティカフェ講座(東京),長寿社会文化協会(WAC),2014年12月7日.
  • ・「パルマス銀行の試みにみる地域通貨流通の要因と発行・流通の設計方法」,川口地域通貨勉強会,長岡震災アーカイブセンター きおくみらい,2012年4月24日.

 


ワークショップ&ファシリテーション

  • ・「地域通貨ゲーム@岩手県久慈市」,ファシリテーター,岩手県北・沿岸エリア地域循環経済圏ミーティング,道の駅くじ「やませ土風館」,2024年1月30日.
  • ・「地域通貨タルカによるキャッチコピーゲーム」,ファシリテーター,小樽商科大学,2020年10月1日.
  • ・「スキル組み合わせゲーム」,ゲーム進行,Civic Hack Night 特別版 ~まちの課題を自分たちの力で解決しよう~,石川ハイテク交流センター,2017年10月26日.
  • ・「地域通貨ゲーム」,ゲーミング指導,新潟産業大学,2017年9月8日.
  • ・ワークショップ「能美市ではたらく、しごとをつくる」,ファシリテーター,第3回地方創生フォーラムin能美,能美市辰口福祉会館,2015年8月23日.
  • ・「税金はどこへいった?~税金の行き先がわかるウェブサイトをみんなでつくろう~」,能美市 まなびフェスタ2015,根上総合文化会館,2015年2月22日.
  • ・「地域通貨ゲーム体験会」,ファシリテーター及び分析報告,能美市市民協働まちづくりセンター,2015年2月13日,3月27日.
  • ・夏休みこども演劇合宿inこまつ2014,ファシリテーター,勝光寺,2014年8月21日.
  • ・ワークショップ「医療カフェコミュニティのデザインを考える」,ファシリテーター,やわたメディカルセンター,2014年2月19日.
  • ・「津幡町だけで使えるお金」で地域づくりを考える集い,ファシリテーター及び分析報告,北陸地域づくり協会,津幡町商工会館,2014年1月25日,2月17日.
  • ・「「サラリ」ワークショップ-お金に対する意識-」,フォーラム「サラリ」を知ろう,北海道更別村社会福祉センター,2012年4月23日.

将来計画

持続可能な社会システムを形成するためのソーシャルデザインに関する研究を行っていきます。とりわけ自分たちが望む暮らしのために自分たちでつくる制度や仕組みを研究対象とすることで、ソーシャルデザインによる人々の認知や行動(ミクロ)への影響,それに伴う社会的帰結(マクロ)の変化について理論・実践の両面から明らかにしていきます。

小林 重人の写真

Shigeto KOBAYASHI

Design

Status:Associate Professor

e-mail

s.kobayashi@scu.ac.jp

URL

https://sites.google.com/site/shigetok/

https://researchmap.jp/shigetok/

SNS

KEYWORD

Social Design/ Evolutionary Economics/ Complex Systems/ Third Place/ Fintech/ Civic Technology/ Game Design/ Educational Design
研究内容をイメージしたピクト

In my twenties

young photo

Research Activities

In a dynamic social environment, social institutions often change through the interaction loop between the micro level—consisting of individuals’ behavior and cognition—and the macro level—as a social consequence of such behavior and cognition. We are studying institutional design to form a sustainable social system, principally targeting institutions that people create to better our lives. We are trying to clarify how social institutions and norms are actually created and how social structures function as a result of the interaction between social institutions: both micro and macro level.

【Books】

  • ・Kobayashi, S. & Yoshida, M., How can we ensure middle school students acquire economic thinking? :Developing and evaluating an analog game involving smartphones simulated with LEGO blocks, Neo Simulation and Gaming Toward Active Learning, Springer, 2019.
  • ・Kobayashi, S., Hashimoto, T., Kurita, K., & Nishibe, M., Relationship between people’s money consciousness and circulation of community currency. In Gomez, G. (Ed.) Monetary Plurality in Local, Regional and Global Economies, Routledge, pp. 224-242, 2018.

【Papers】

  • ・September, J. & Kobayashi, S., LETS Passbook Communities: An investigation of an Adaptation of the LETS Community Currency Mechanism, International Journal of Community Currency Research, Vol. 27, 1-20, 2023. http://dx.doi.org/10.15133/j.ijccr.2023.001
  • September, J. & Kobayashi, S., Sustained circulation: A descriptive framework of long-lived Japanese community currencies. Local Economy, Vol. 37, No. 5, 364-383, 2022. https://doi.org/10.1177/02690942221143981
  • ・Yoshida, M., Kobayashi, S., & Miyazaki, Y., Relationship Between Community Currency Issuance Organization’s Philosophy and Its Issuance Form: A Japanese Case Study, International Journal of Community Currency Research, Vol. 25, Issue 1, pp. 1-15, 2021.
  • ・Kobayashi, S., Miyazaki, Y., & Yoshida, M., Historical transition of community currencies in Japan, International Journal of Community Currency Research, Vol. 24, Issue 1, pp. 1-10, 2020.
  • ・Yoshida, M.* & Kobayashi, S.*, Using simulation and gaming to design a community currency system, International Journal of Community Currency Research, Vol. 22 (Winter), Issue 1, pp. 132-144, 2018. (*equal contribution)
  • ・Kobayashi, S. & Yoshida, M., How can we ensure middle school students acquire economic thinking? Developing and evaluating an analog game involving smartphones simulated with LEGO blocks, Proc. 49th Conference of the International Simulation and Gaming Association, pp. 294-301, 2018.
  • ・Kobayashi, S., Miyazaki, Y., & Yoshida, M., Historical transition of community currencies in Japan, Proc. the 4th International Conference on Social and Complementary Currencies, 9pp, 2017.
  • ・Yamada, H. & Kobayashi, S., Agent-based simulation of formation of local third place, Proc. the 20th International Symposium on Artificial Life and Robotics, pp. 25-29, 2015.
  • ・Kobayashi, S., Hashimoto, T., Kurita, K., & Nishibe, M., Correlation between currency consciousness among participants of community currency and its circulation,Proc. the 2nd International Conference on Complementary Currency Systems, 12pp , 2013.
  • ・Kobayashi, S., Takahashi, Y., & Hashimoto, T., Circulation mechanism of community currency in hilly and mountainous area: An agent-based simulation study, Proc. the 8th Conference of the European Social Simulation Association, pp. 169-174, 2012.
  • ・Kobayashi, S. & Hashimoto, T., Benefits and limits of circuit breaker-Institutional design using artificial futures market-, Evolutionary and Institutional Economics Review, Vol. 7, No. 2, pp. 355-372, 2011.
  • ・Kobayashi, S. & Hashimoto, T., Analysis of institutional evolution in circuit breakers using the concepts of replicator and interactor, Evolutionary and Institutional Economics Review, Vol. 7, No. 1, pp. 101-112, 2010.